若狭みはま

美浜町は、福井県の南西部に位置しています。北は日本海に面し、南は山林が広がり、東は敦賀市、西は若狭町、南は滋賀県高島市に隣接しています。人口は約1万人、町の総面積は152.32㎢で、東西約19㎞、南北約27㎞と南北に長い町です。町土の約8割は山林で、町の中央部を流れる耳川流域に平野部が広がっています。海・山・川・湖という変化に富んだ自然の景観に恵まれ、若狭湾や三方五湖（美浜町には、久々子湖、日向湖がある）は若狭湾国定公園に指定されています。

みはまのへしこ

美浜町は平成17年に「へしこの町」宣言をし、商標登録しました。「へしこ」とは魚のぬか漬けで、若狭地方の冬の保存食として伝えられてきた発酵食品です。特に「鯖のへしこ」はいろんな魚で作られるへしこの中でも代表格です。

へしこはかなりの高塩分で作られますが、へしこの消費が多い地域で高血圧等の健康障害が多いという報告がないため、福井県立大学生物資源学部の赤羽教授が研究したところ、加工前の鯖に比べてへしこは多量の遊離アミノ酸や有機酸などの呈味成分に加えて、ペプチドが多量（約５倍）に蓄積し、この多量のペプチドが血圧の上昇を抑える働きをすることが分かったということです。へしこは伝統食品でありながら、優れた健康食品でもあったのです。発酵の力は素晴らしいものですね。

また、美浜にはへしこちゃん（本名：美浜野へし子）というゆるキャラがいて、イベントなどで活躍しています。（へしこちゃんを詳しく知りたい人は→こちら）

へしこラーメンやへしこうどん、へしこそばも平成25年に美浜町の新名物として登場しました。
食べることのできるお店が美浜町観光協会のブログで紹介されています。