菅浜の精霊船

菅浜の精霊船は、長さが8メートルほどあり、8月13日頃から藁、茅、竹を材料に男性が船を作り始める。15日の昼ごろ船が完成すると精来丸と書かれた帆を掲げ、施餓鬼旗、色紙で作った飾り(女性が作成)を取り付け、同日午後6時頃、沖へと曳かれていく。仏壇に供えてあった野菜や菓子、花なども船に入れ、「ウリオイ(瓜負い)」と呼ばれる、その年に初盆を迎える家族の代表(男性)が1名乗り込み、船と共に沖へ出ていく。岸では浜念仏を老人たちが唱え船を見送る。

 

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