祝いましょう

佐野では1月4日夕刻、男児が先を割った竹の棒とテゴ(手籠)を持ち、祝い唄を歌いながら各戸の玄関口の地面をはげしくたたく「祝いましょう」(戸祝い)が行われる。(戸祝いについては「カイロ講」を参照)

祝いましょう 祝いましょう 今年の年はめでたい年で

カドにはカド歳 セドにはセド歳 中にはお不動の宝蔵

西からお東 おっとりまわして ステテコテンの

キツネの寿司は 七桶半で 八桶に足らんとって ガーリの ガリガーリの

歌い終わると、家人が出てきてポチ袋や祝儀袋に入れたお年玉や、お菓子、ミカン、リンゴ、吊り柿、学用品を与える。

 

(引用・参考文献:わかさ美浜町誌「第一巻 暮らす・生きる」)

 

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